「検査に足りない部分があった」知床観光船沈没 携帯電話の「圏外」見逃した機関が検査の不備を認める

おはようございます。コーセーです。今日は7記事更新します。

 

今日の天気は曇り。未明に少し雨が降りましたが、今は止んで曇りの天気に。気温は平年並みの23℃を予報。明日は晴れて、気温も今日と同じぐらいの予報。服装に注意。

 

さて、本題。

「検査に足りない部分があった」知床観光船沈没 携帯電話の「圏外」見逃した機関が検査の不備を認めるについて考える

知床沖で観光船が沈没した事故では、船の検査のあり方も問われています。
 事故の前、検査で認められた、船長の携帯電話は当時、圏外だったことがわかっていて、国は「検査に足りない点があった」と不備を認めました。

 これは沈没した「KAZU1」の豊田船長が使用していた携帯電話会社のエリアマップです。事故当時の船のルートと合わせると、ほとんどが圏外です。

 国に代わり、船体の検査を行うJCI=日本小型船舶検査機構が定めた規則では「携帯電話については当該携帯電話のサービスエリア案内図を参考にすること」と記載があります。KAZU1を担当した検査員がいるJCIを取材すると。

日本小型船舶検査機構の札幌支部長の発言
「検査は船舶安全法に基づき適正に行われたと認識している。
 エリア外になっていても通じることがあると聞いている。
 虚偽報告があっても調べられない」

 KAZU1の運航会社は事故の3日前の検査で、衛星電話が故障していたため、通信手段を携帯電話に変更することを申し出ていました。その際検査員は、以前に聞いた漁船員の話や、豊田船長の「通話可能」という返事などを、うのみにして変更を認めました。

 では、通信状況を調べる義務はどこまであるのか。国交省の海事局の担当者は。

国交省海事局の担当者の発言
「JCIの内規では航路が通話エリアに入っていない場合は、船の所有者につながることを証明してもらうことになっている。
 今回は証明の仕方が甘かった。法律に基づき適正に行われたかどうかという点では、少なくとも足りないことがあったのは確か」

 検査が「甘かった」という国交省の認識についてJCIは…。

泉優紀子記者
国土交通省海事局の回答について見解を聞いたところ、支部長は『海事局に聞いてください』以外は答えませんでした」

 検査を通過したはずの携帯電話が通じなかった今回の事故、穴をふさぐ検査のあり方が求められています。とのこと。

 

海上では携帯が圏外になるのは、ある意味必然。そのために衛星無線があると思うのだが、それが使用不可となっていたのは運行会社の落ち度だろう。安全のためには、神経質になるぐらいが丁度良い。何かあってからでは遅い。命を扱う身としては、それを教訓として欲しい。

 

そんなわけでまた後程。

 

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