『リコリス・リコイル』リコリス、吉松シンジ、人工心臓 後半戦の注目ポイントを整理

こんにちは。コーセーです。今日は5記事更新します。

 

今日の天気は、雨のち曇り。朝の早い時間帯から降り始めた雨は、止んで今は曇りの天気。この先、すっきりしない天気が続きそうです。明日も雨の予報。気温差に注意。

 

さて、本題。

リコリス・リコイル』リコリス、吉松シンジ、人工心臓 後半戦の注目ポイントを整理について考える

夏アニメの『リコリス・リコイル』の注目度が日に日に増している。千束とたきなが一緒に買い物に行ったり、リコリコの経営難を脱するためにたきなが考案した“斬新なビジュアル”のスイーツが大繁盛したりなど、日常パートのわちゃわちゃはとても微笑ましい。なにより、次回の展開を予想したくなる骨太なストーリーが魅力だ。

現在、第8話まで放送されており、これまで様々な謎が散らばっているが、最終回(13話)にかけてこれらの謎が次々に解き明かされるのだろう。そこで同作内の大きな謎であるリコリス、吉松シンジについて今一度整理したい。

 まずは千束やたきなが所属する“リコリス”について。リコリスは犯罪やテロを未然に防ぐ治安維持組織・Direct Attack(DA)の管轄で活動する実働部隊であり、制服を着ている時は銃の使用が許可されているのだが、基本的には謎が多い。

 リコリスは戸籍のない孤児の少女で構成されているが、どこから戸籍のない孤児を見つけているのだろうか。千束やたきなの出生に関する情報もまだ出ていない。彼女らがなぜリコリスに籍を置くようになったのか、人身売買やらリコリコに殺された犯罪者の家族といった線も予想されるが、なんにせよストーリーに大きく影響しそうだ。

 また、リコリスという存在に違和感を覚えたシーンといえば、第4話で千束とたきながカフェで食事をする際、千束がメニューを悩んでいる外国人の客に流暢なフランス語で話しかけたことだ。世界共通語である英語が話せるのであれば、気にする必要もなかったが、フランス語も堪能なのは引っかかる。一応、千束だけが外国語に精通していることも予想されるが、千束がフランス語を話している姿にたきなは全く驚いていない。「リコリコなら外国語が話せて当然」という認識なのだろうか。とりあえず、リコリスは世界的に派遣されているのか、派遣しようという計画があるのか、その辺りも謎ではあるが、この外国語が堪能ということも鍵を握っているかもしれない。

 ちなみに、第6話で千束の口から明らかになった男性版リコリス“リリベル”も引っかかる。千束は過去に何度か交戦したことのある口ぶりだったが、リリベルは名前だけでメンバーはまだ登場していない。リコリスと姉妹組織のような気もするが、千束を襲った経緯があれば、リコリスと対立構造にあるのだろうか。本作の主要な男性キャラである真島がリリベルの可能性も高いが、誰がリリベルなのかも要チェックだ。

次にミステリアスなダンディおじさん・吉松シンジに触れたい。吉松は特定の分野で天才的な能力を持つ人を無償で支援している団体・アラン機関の一員であり、その言動は未だに不明な点が目立つ。吉松は千束の殺しの才能を評価しており、第5話では病弱の老人・松下を遠隔操作することにより、松下の命を狙う殺し屋・ジンを千束に殺させようと計画。さらには、真島が千束と接触するように仕向けるなど、あの手この手で千束の殺しの才能を目覚めさせようと画策する。

 とは言え、吉松は“千束を殺人マシーンに変貌させようと目論む残虐な男”という感じもしない。松下のふりをしながら遠隔操作で千束と会話した時、千束が不殺にこだわっていることを聞いた吉松は、動揺のあまり「それではアラン機関が……その命を……」と口にする。まるで殺人をしないと千束の命が、人工心臓が止められてしまう、と言わんばかりだ。殺人の才能を有する千束を失うことにもったいなさを感じているのかもしれないが、他にも千束に特別な感情を抱いているように感じる。吉松と千束との一番最初の出会い、そしてどういう関係なのかも気がかりだ。

 また、“人工心臓”についても考えたい。第6話で千束が真島にボコボコにされ、リコリコに戻った際に千束の手足の怪我の具合を見るとどこも擦り傷程度。顔にいたってはビックリするほどの無傷。真島はリコリスを車で轢いた後に仲間と囲んで銃を連射するほど残忍な性格をしているため、“女性相手だから傷が残らないように優しく殴った”とは当然考えにくい。単純に回避能力の高さから真島の攻撃をかわしていただけなのかもしれないが、人工心臓の能力のようなものなのだろうか。吉松は人工心臓を“アランの才能の結晶”と評していたが、『鋼の錬金術師』の“賢者の石”のように、誰かの命の犠牲の上に作られたのだろうか。いずれにしても、人工心臓が本作の一番大きな謎と言える。

 今回は情報不足のため旧電波塔事件やリコリスの前身組織・彼岸花に関しては触れなかったが、まだまだ謎は多いため今後の展開は楽しみでしかない。原作がない作品だからこそ、作品それ自体だけでなく考察も楽しめる『リコリス・リコイル』。今からでも間に合うのでチェックしてみてはどうか。とのこと。

 

今年の中でも、頭一つ飛びぬけた作品。その面白さは、今期のみならず今年の中で屈指の人気だ。第8話まで放送され、今後の展開がいっそう気になる作品だ。今からでも楽しめる作品なので、まだ未チェックの方はこの際に要チェックだ。

 

そんなわけでまた後程。

 

news.yahoo.co.jp