銃×少女×日常系コメディ「リコリス・リコイル」の“ユルサ”さと“クール”さに迫る

おはようございます。コーセーです。

 

今日の天気は晴れ。久しぶりに良く晴れており、秋晴れの晴天が気持ち良いです気温は28℃を予報と暑くなる予報。明日は、一日曇りの天気を予報。気温は30℃を予報。

 

さて、本題。

銃×少女×日常系コメディ「リコリス・リコイル」の“ユルサ”さと“クール”さに迫るについて考える

豊作と言われた2022年の夏アニメも残すところあと数回。ラストに向かって加速していくストーリーに括目しているファンも多いことだろう。各情報サイトでは今クールの人気ランキングも発表されているが、マンガや小説を原作とする作品が上位を占めるなか、数少ないオリジナルアニメとして高い評価を得ているのがA-1 Pictures制作の「リコリス・リコイル」、通称「リコリコ」。クライマックスを間近に控えたいま、改めてその人気の理由を探ってみたい。

リコリスとは、日本の平和と秩序を守るため、銃器を手に暗躍する少女たちの名称。秘密組織DAの命に従って犯罪を企てる者を処分し、犯罪を未然に防ぐのが仕事である。この“銃と少女”の組み合わせは、ことアニメに関しては支持が高く、かつては「ノワール」や「GUNSLINGER GIRL」などのテレビシリーズから熱狂的なマニアを生みだした。もちろんマニアとまではいかなくても、命と向き合う少女たちのハードボイルドな生き様に惹かれたアニメファンは少なくないだろう。

しかし「リコリコ」の場合、従来の銃と少女系とはちょっと違うかもしれない。まず、主人公の錦木千束(ちさと、声:安済知佳)は“歴代最強のリコリス”であるが、彼女の銃に装填されているのは殺傷力のない逆刃刀…ならぬ非殺傷弾。犯罪者であっても命を奪わないのが信条だ。普段はDAの支部である「喫茶リコリコ」の看板ウエイトレスとして働いており、そこへDA本部から“左遷”された井ノ上たきな(声:若山詩音)がやって来ることで物語が始まる。殺生を嫌う殺し屋と、ワケありの相棒。シリーズの前半はそんな2人が徐々に信頼関係を築いていく様子がメインで、ハードボイルドとはほど遠いほのぼのとした空気が漂う。

そもそも、たきなには「実績を積んでDA本部に戻る」という願望があり、当初は先輩である千束のやり方や信条にも否定的。マジメで直情型の後輩が、どこか飄々とした先輩に的確なツッコミを入れる。その構図はさながら「けいおん!」における唯と梓のようでもあって、そこに元DAの情報部員だった店員、ミズキ(声:小清水亜美)と、年齢不詳の凄腕ハッカークルミ(声:久野美咲)が混ざると、「日常系コメディかな?」というレベルのほんわか会話劇が始まる。作品全体を包み込むこのふわふわとしたユルさが、クセになるほど心地よい。

かように等身大な少女たちが、任務に入ると途端にクールなガンアクションを披露するのもまた「リコリコ」の魅力だ。リコリスたちは生身の人間であるがゆえにアクロバティックな動きは少ないが、多彩なアングルチェンジのなかで緩急をつけつつ、リロードやリコイル(射撃時の反動)といった挙動をきちんと見せていく作画は正統派アクションといった印象を受ける。

さらには、非殺傷弾を使う千束が最強と呼ばれる理由――自身に向けて発射された銃弾を回避する才能が、ベタな表現ではあるけれど、実にシビれる!やけくそに連射してくる犯罪者にも躊躇なく、顔色も変えずに接近しながら銃をぶっ放す千束は、さながら不死身のターミネーターのようだ(余談だが、第4話ではターミネーター風のBGMをとんでもないシーンに挿入して笑わせに来る)。

この類稀なる千束の才能が引き金となり、シリーズ後半で物語は大きく動きだすことになる。DA本部を揺るがした銃取引事件の真相。千束をねらう意外な人物。そして、いくつものピンチを潜り抜けて頼もしいバディとなった千束とたきなには、刻一刻と“選択”の時が迫る。

タイトルにもあるリコリスヒガンバナ科の植物で、その代表である彼岸花花言葉は「独立」や「あきらめ」、「悲しい思い出」。千束とたきなの関係性に重ね、どうしてもネガティブな未来を予測してしまうのは私だけではないはずだ。ただ、彼岸花でも白の花弁を持つものには、「また会う日を楽しみに」「想うはあなたひとり」という花言葉があるという。完全オリジナル作品である「リコリコ」の結末を知る者は、関係者以外にまだいない。白い彼岸花に想いを託し、来るべき時を待とうではないか、共に。とのこと。

 

このブログでも、度々紹介しているリコリコ。遂に終了間近になって来て、物語はシリアスな展開になって来た。千束やたきなが、今後どう活躍するのか?続きが気になりますね。このペースで行けば、今年の覇権アニメになりそう。今後に要期待。

 

そんなわけでまた後程。今日はもう1記事更新します。

 

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