休校中の子供たち、ネット依存に注意を

こんにちは。コーセーです。

 

今日の天気は曇り。朝からずっと曇った空が、この時間になって灰色に変わって来ました。それでも気温は20℃程度あるようです。明日も今日と同じような陽気になりそう。

 

さて、本題。

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために休校が長引いている地域で、子供たちのゲームやインターネットへの依存が懸念されている。神戸大医学部付属病院では、中高生が中心だった依存症患者が徐々に低年齢化しており、中には小学3年で依存状態に陥っていたケースも。専門家は「早いうちに時間などのルールを決め、ゲーム以外のことに興味を持てるようにすべきだ」と訴えている。

「ネットやゲームを週に30時間以上している場合、依存状態の可能性が高い。そうなれば、本人の努力ではどうにもならない」
 依存症の治療に長年携わってきた同病院精神科神経科診療科長の曽良一郎教授(精神薬理学)はそう話す。依存症は1年以上かけて進行するため、今回の臨時休校に関連した相談はまだないが、今後の増加を懸念しているという。
  曽良教授が「典型的なケース」とする患者は、中学1年の冬からネットゲームにはまった男子生徒。朝起きられなくなって学校を遅刻するようになり、成績も下がった。学校を休むことはなかったが、中2の夏休みには朝から晩までゲームに没頭し、昼夜が逆転。2学期から学校に行けなくなり、心配した家族が3学期になって受診させたという。
  「今は夏休みと同じ状況なので、依存を深めている中高生が多いのではないか」と曽良教授は指摘する。
  なぜゲーム依存になるのか。そのメカニズムは薬物やアルコール、ニコチンなどによる「物質依存」とほぼ同じという。快感の刺激が繰り返されることで神経回路が変化し、常に欲する状態に。自分の意思でコントロールできなくなり、簡単には元に戻れない。
  危機感を持った親はインターネット回線を遮断するなど制限をかけるが「依存状態の子供は、ありとあらゆる手段でゲームをしようとする」と曽良教授。やがて、暴力をふるう、家出する、親の金を盗む-など、事態は深刻化していくという。
  「依存状態になったら、親による制限はほぼ不可能」と曽良教授は言い、専門医への相談を勧める。治療の際はまず行動を記録し、ネットやゲームに費やした時間の長さを本人に自覚させることから始める。ゲーム以外にも熱中できることを探し、最終的にはゲームの時間を1日1時間~1時間半に抑えることをめざす。
  家庭での対策としては、外食や買い物で外に連れ出すことが勧められるが、外出自粛の現在は難しい。曽良教授は「映画が好きなら一人でタブレットでみるのではなく、家族と一緒に大画面で楽しんで感想を言い合ってほしい。ライトノベルでもよいので小説を読むことでも世界は広がる」と話している。
  世界保健機関WHO)は昨年5月、オンラインゲームやテレビゲームのやり過ぎで日常生活が困難になる「ゲーム障害」を、新たな依存症として認定した。厚生労働省研究班が平成30年に発表した調査では、病的なインターネット依存が疑われる中高生は全国で推計93万人に上っている。
  昨年1~3月、久里浜医療センター(神奈川県横須賀市)が全国の10代と20代約5千人を対象に行った調査によると、男性の92・6%、女性の77・4%が過去1年間にゲームをしており、若い世代にゲームが広く浸透していることが裏付けられた。また、男性の約10%、女性の約5%で、学業成績や仕事のパフォーマンスの低下▽朝起きられなかった(過去1年間で30日以上)▽昼夜逆転またはその傾向(同)-などの問題が発生しており、ゲーム依存の広がりもうかがわせた。
  子供たちの依存を食い止めようと、香川県は今月、「ネット・ゲーム依存症対策条例」を施行。18歳未満の依存につながるようなコンピューターゲームの利用について、平日は1日60分まで(学校休業日は1日90分まで)を目安とするルールを守らせるよう、保護者に努力を促した。県教委は「各家庭が臨時休校中のルールづくりを行うきっかけになったのではないか」としている。とのこと。

 

スマホの爆発的普及により、ネット・ゲーム依存は確実に増えました。また、パソコンなどの機器も低年齢化が進んでいます。ネット依存のためネット回線を解約したら、傷害事件に至ったケースもある。一概にネット環境を切るのではなく、家族全体で話し合う環境が必要だと思います。今の時期は外出自粛のこともあり家に居る時間が増え、余計に依存症へとおちて行く若年層が増えているのも事実。両親も共働きが多い昨今、日中に子供の行動を監視するのは難しい。結局のところ、医師などに相談するしかなくなる。そうなる前に、何とかして食い止めなければならないのが親の責任だ。手遅れになる前に、何かしら手段を考えておかねばならないだろう。

 

ちょっと長くなりましたが、また明日($・・)/~~~

 

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