“過去最大規模の経済対策” 保育士・看護師・介護士の賃金を月9000円アップへ 現場の声は

こんにちは。6度目のコーセーです。

 

早速本題。

“過去最大規模の経済対策” 保育士・看護師・介護士の賃金を月9000円アップへ 現場の声はについて考える

「看護・介護・保育の現場で働く方々の収入の引き上げは、最優先の課題です」

新型コロナの感染者数が落ち着くのに合わせて、動き出した日本経済。  総額55兆7000億円と過去最大規模の経済対策を決定しました。  今回、政府は“保育士・看護師・介護士”らの賃金を、来年2月から「月額3パーセント程度=9000円」引き上げるとしました。  これを受けて、現場の皆さんはどう感じているのでしょうか?  「賃上げに関してはうれしい反面。(職員)1人1人が処遇改善に対して、質を上げていく努力をしていかなくては」

名古屋市内の、こちらの特別養護老人ホームでは現在81歳から101歳までの30人が利用。  これに対して、介護職員20人と事務職員など10人が働く現場です。  「(コロナ禍でも)食べている途中で、他の人や食器に触れてしまう人はいたので気をつかう。責任感やプレッシャーの面では、気を付けなくてはという負担はありました」

政府は今回の経済対策の中に「看護・介護・保育などの全ての職員を対象に、公的価格の在り方を抜本的に見直す」とも記載していますが…。

 「(施設の)事務職員や生活相談員などには交付金は支給されるわけではないので。一概に(今回の)賃上げが良いというわけにはならない」

一方、保育の現場、東京都足立区の保育園では…。

 「ないよりはうれしいが。私たちが本当に求めていることは、そういうことなのかと思うと。『?』」です」

一体どういうことか、紙芝居で説明してくれました。

 保育園には「0歳児3人に対し保育士1人」といった配置基準があります。

 「ところが、1人の保育士で3人の赤ちゃんの対応は無理です。3人でいっぺんに泣くこともあります。ですので、多くの園では国基準より多く職員を雇用しています」

こちらの園では、国の基準だと必用な職員は22人。

 しかし、実際は31人がフルタイムで働いているのです。

 9000円支給されても、こんな懸念が…。

 「国基準で9000円がおりてきても、割り算したら1人あたま9000円にはならないよ、ということは心配しています。手元に届くとなると2000円~3000円になる。職員配置基準を改善してもらわないと、私たちが望んでいるような処遇改善にはならないです」

全産業の平均と比べても、8万円ほど低い保育士の賃金。

 これまでも国の賃金引き上げの取り組みは、現場の保育士の給料には反映されていないとの指摘もあります。

 「国から(事業者に)入るお金の、だいたい8割が人件費と言われているが。実際には2~3割しか人件費に使っていない会社もあるので。労働者の賃金に反映されるかは分からない現状にある」

“過去最大規模”の経済対策は、どこまで必用な人にしっかりと届くのでしょうか?とのこと。

 

岸田首相が打ち出した政策に、賃金アップが見込まれています。しかし、その幅は非常に軽微で残念です。保育士や介護施設で働く方々は、安い賃金で重労働をしています。そのことを、身をもって知っていただきたいです。

 

そんなわけでまた後程。

 

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