電車内で「前リュック」はマナー違反なのか 鉄道会社も配慮する“リュックは前に抱えるな派”の言い分

こんばんは。3度目のコーセーです。

 

早速本題。

電車内で「前リュック」はマナー違反なのか 鉄道会社も配慮する“リュックは前に抱えるな派”の言い分について考える

電車内でこんなアナウンスを耳にしたことがある人は多いだろう。「リュックサックなど大きなかばんをお持ちのお客さまは、手にさげてお持ちになるか、座席上の荷物置きをご利用ください」。学生のみならずビジネスシーンでもリュック利用者が多くなり、電車では「リュックは前に抱える」のがマナーとして定着しているかと思いきや、そのような案内はない。不思議に思い、鉄道会社に話を聞くと“前リュック”にNOを突きつける利用者が一定数いるのだという。SNSでも論争が巻き起こる、「電車内での正しいリュックの持ち方」を考えてみた。

混雑した電車内でリュックを背負ったままでいると、背後の通路をふさぎ、他の利用者にぶつかるなどしても気づきにくいため、一般的には前に抱えることがマナーとされている。記者は通勤の電車で、周囲のリュックユーザーの様子を観察してみたが、大半の人は乗車時にリュックを背側から腹側に回していた。だが、前述のように鉄道会社はリュックを「前に抱えてください」とはアナウンスしていない。もしや、最新の常識では、“前リュック”はNGなのか?  そこで、冒頭のアナウンスを流していた東京メトロに放送内容の意図を聞くと、「お客さまのそれぞれのお手荷物の持ち方を否定するものではなく、混雑する車内を快適に、また、一人でも多くの方にご利用いただくための放送であることをご理解いただければと思います」と返ってきた。

“前リュック”をマナー違反とは考えていないそうだが、それではなぜ、「手にさげて持つ」と「荷物置きを利用する」という2つだけを案内しているのか。

 実は2023年度に同社に寄せられた、65件もの「車内でのリュックのマナーに関するご意見・ご要望」のうち、「前に抱えるのではなく手に持つように周知してほしい」という意見があったのだという。

 前に抱えることで、一体どのような問題が起きるのか。Xをのぞくと、数々の“アンチ・前リュック”コメントが散見された。

「電車内でリュック前背負いしても面積変わらないからおろして足元に置くか棚に置いてほしい」

「前にするの関東圏にきてよくみるのよね。前に抱えて肘張ってスマホだから、邪魔」

「リュックを前に抱えて電車に乗る人、背後には気遣うくせに目の前の人間にはぶつかり倒すのなんで…」

 なかには、“前リュック”をしたくてもできない深刻な事情を抱える人もいるようだ。

「(妊娠によって)お腹がますます突き出てきて、通勤電車でリュックを前に抱えるのが苦しくなってきた」

「私は心臓が圧迫されるのがヤバい病気なので、リュックを前に背負うことができない」

「私は満員電車でもリュックは背負ったままが多いです。理由は痴漢対策。前は自分で見えるし手で防ぐこともできますが、何も背負っていない背中は正直無防備な状態です。痴漢の多い車内で自分を守るために背負っています。少しは理解して頂きたいです」

なるほど、“前リュック”が必ずしも万能でないことは理解できた。ではアナウンス通り、リュックは手にさげて持つか、荷物置きを利用しよう。  こう結論が出れば話は早いのだが、実はこの二つにもそれぞれ「デメリット」があるようだ。まずは、手にさげられない/さげたら逆に迷惑になると訴える人々の声を紹介する。 「重いからリュックにしてるのに手提げは無理」 「手に持ってたら、前の人の膝カックンの刑になりそうじゃない????」 「手で持ち続けると電車内で汗かく要因になるし、満員電車だと自分の足に当たって痛い上に普通に蹴飛ばされるから有り得んわ」  とりわけ男性陣から目立ったのは、犯罪者認定されるリスクにおびえる声だ。 「リュックは降ろした場合、持つ手が大体お尻の当たりに来るので痴漢扱いに注意」 「痴漢に間違われないようにリュック前にしてリュック上に手を置いてますよ」 「混雑で手に持つと痴漢疑いリスクだけじゃなくて盗撮疑いリスクも生じるんだよね」  続いては、“アンチ・荷物置き”の言い分を見てみよう。「混雑時は出し入れが難しい」「重い荷物の場合、落下リスクを考えるとかえって危険」「防犯の面で不安」といった問題のほかに、こんな事例もあるそうだ。 「電車で網棚にリュックとか荷物を置く時、ほんと気をつけてほしい 座ってたら目の前で網棚に荷物を置こうとした人、リュックの紐?が顔面に思いっきり当たったのに気づいてないのか謝りもしない 地味に痛かったんだけど‥」

電車内のリュックの持ち方に、もはや正解は存在しないのか……。帰宅ラッシュの車中で悶々と考えていると、偶然近くにいた3人の乗客がヒントをくれた。  背骨を何かかたいもので小突かれ、振り返った先にいたのは、ヘッドホンをしてスマホの画面を見つめる若い男性。“前リュック”姿だったが、そのリュックから伸びた折り畳み傘の柄が、前にいた記者の背を押していたのだ。スマホゲームに夢中の彼は、まったく気づいていない様子だった。  10分後。今度は膝裏に一定のリズムで何かが当たるので、ちらりと後ろを見ると、至近距離に目を閉じた中年男性の顔があった。仕事終わりで疲れているのか、立ったまま船をこいでおり、体が揺れるたびに手にさげたビジネスバッグが記者の足に当たっていたのだ。彼については、荷物が当たることよりも背中に密着されていることのほうが気になった。  そして最後に隣り合ったのは、70代くらいの高齢男性。荷物は持っていなかったが、小脇にポテトチップスの袋を抱え、すごいスピードでポテチを口に運んでいた。空腹に耐えかねていた様子だったが、そばにいた若い女性は明らかに顔をしかめながら見つめていた。 “ちょっと迷惑”な彼らが教えてくれたのは、「荷物をどう持つかよりも、周りの様子に目を配るほうがずっと大切」ということ。マナーの本質である思いやりさえ忘れなければ、“前リュック”でも“手さげ”でも“荷物置き”でも正解だし、逆もまた然りなのだ。とのこと。

 

結論から言うと、リュックサックの持ち方に正解はない。前に抱えることを推奨する声もあるし、網棚に置くようにという声もある。正直、床に置くのは汚いので、それを推奨するのはやめて欲しい。周りの迷惑にならなければ、それで充分だと思う。

 

そんなわけでまた後程。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/cd21060de96dc3cdea2528b51487f4ad98c5012f