こんにちは。夕方のコーセーです。5記事更新します。
早速本題。
「AEDで救命したら被害届出された」 裏取りしなかった? ABEMA報道番組の抱える問題点、OBプロデューサーが指摘について考える
心肺停止状態の女性にAED(自動体外式除細動器)を使ったところ、警察に被害届を出された――。ABEMAの報道番組「ABEMA Prime」が、そう主張する男性の証言を1月20日の配信で取り上げたところ、波紋を広げている。
男性のエピソードが真実だったのか不明だとして、番組のあり方が問題視されているのだ。もしも女性を助けることがリスクだと捉えられてしまえば、助けられたはずの命が救えなくなることもありえる。
筆者は「ABEMA Prime」の初代プロデューサーをつとめていたので、今回の騒動について非常に情けなく感じた。相変わらず「ABEMAニュースの最大の問題点」が解決されていない。
問題となっている「ABEMA Prime」のネット上に公開されている動画を見た範囲での感想となるが、やはりいくつかの問題点があると思う。
それは「取材の問題」と「番組構成の問題」、そして「事後の対応の問題」の3つに大きく分けられる。
特に大きいのは「取材の問題」で、責任あるメディアとして許されるものではないと思う。
番組では、男性のエピソードを取り上げる際に、ほぼ全面のテロップで画像のように表示し、MCが詳しく説明した。
番組では、この男性に取材したという。きっと、電話か何かで実際に話を聞いたのだろう。しかし、おそらく男性の話を丸ごと信じて、裏付け取材をしなかったのではないか、と思われる。
この放送内容について報じた「AERA dot.」(2月16日公開)によると、警察庁はAERA.dotの取材に対して「このような事例は把握しておりません」と回答している。しかも男性のXは現在閉鎖になっているから、疑惑が深まっているとはいえるだろう。
通常の取材において、女性が病院に搬送されるまでの経緯については、消防の確認が必要だし、警察に被害届を出された経緯については警察などの確認が必要だ。
番組側が、男性から救急搬送した消防署と、事情聴取をされた警察署の名前を聞いたのであれば、裏付けは容易だったはずだ。
取材したのが報道ディレクターや記者であれば、念のため救急隊員の名前や聴取を担当した警察官の名前まで聞いておく者もいるだろう。とのこと。
こんなデマが流れるとそれを信じてしまう人が一定数いる。それが信用に値する会社の情報なら尚更だ。こういうのは本当に良くない。しっかりと調査をしてその真贋が分かるなら尚更だ。ちゃんとした記事を書いて欲しいと思う。
そんなわけでまた後程。