機内は禁煙なのになぜ灰皿があるのか?飛行機の謎を調べると分かった意外な理由

こんばんは。コーセーです。

 

今日の天気は、雨時々曇り。朝から雨でしたが、降ったり止んだりの天気でした。気温は29℃と暑い陽気になりました。明日は晴れて、33℃を予報。熱中症に注意です。

 

さて、本題。

機内は禁煙なのになぜ灰皿があるのか?飛行機の謎を調べると分かった意外な理由について考える

離島県の沖縄。県外や県内離島に移動する際に使用する主な交通手段は飛行機になります。RBCの報道部も飛行機を使い取材先に移動することが多々あります。

そのフライトの際に、以前からRBCの記者がどうしても引っかかっていることがありました。

それがこのアナウンス…

(機内アナウンス)
「お座席にお座りの際は、シートベルトをしっかりとお締めください。(中略)機内は化粧室を含め全席禁煙です。座席の背とテーブル、フットレスト、レッグレストは離陸後シートベルト着用サインが消えてからご利用ください」

どの航空会社でも、飛行機が飛び立つ前に流れるものですが、何がひっかかるかというと「機内は化粧室を含め全席禁煙です」という部分。

アナウンスに加えて、各座席の頭上には喫煙禁止のマークがあり、いつ何時でも機内での喫煙は許されていませんが、用を足しにトイレに行くと、なぜか灰皿が設置されいることをご存じでしょうか?

禁煙を全面に打ち出しながらも、灰皿が用意されているこの矛盾…

トイレの室内には禁煙マークが大きく張り出されているにも関わらず、なぜかトイレの中と外に設置されているんです、灰皿が。この航空機では禁煙マークの横に、灰皿が設置されている。いわば吸うなといいつつ、吸うための環境が整備されているのです。

そもそも機内はいつから禁煙になったのでしょうか。

旅客機内の禁煙化の始まりは1980年代にアメリカの航空会社から始まったと言われています。このあとから世界的に機内禁煙の流れが生まれ、1992年に国際民間航空機関(ICAO)がタバコによる健康被害と機内火災の予防を目的として、飛行機の禁煙化を勧告しました。

日本ではANAJALの大手2社が段階的に機内の禁煙化を進め、1999年に全面禁煙を開始し、その他の国内航空会社も追随する形で禁煙へと舵を切った形になります。

日本国内で航空機内が禁煙となって20年あまりが経過。しかしその後に導入された航空機においても機内に灰皿が設置されています。

灰皿があれば、たばこを吸おうと思ってしまう人が出る可能性もあるのでは?禁煙と矛盾するかのようなこの状況について、その理由を航空関係者に尋ねると-

航空関係者
「矛盾するかもしれないのですが、FAA(米国連邦航空局)の規定に準じる形で万が一に備えて飛行機のトイレに灰皿を置いているんです」

灰皿の設置は日本の国内法では義務とまでは言えないとのことですが、規則を守らずトイレでたばこを吸い、火のついたたばこを捨ててしまうと火災に繋がりかねず、緊急的な対応のために備えられているといいます。

つまり吸うための灰皿ではなく、緊急時に消し止めるためのものということです。

また日本の航空法では『航空機内における安全阻害行為等の禁止』を定めています。安全阻害行為とは「航空機の運航や他の乗客の安全に支障を及ぼす恐れ」がある行為としていて、トイレ内での喫煙のほか、乗務員の業務を妨げることや指示に従わないことなども含まれます。

また2020年には、近年増加している加熱式たばこや電子たばこも含まれるよう規則が変更されました。たばこの種類を問わず、機内での完全禁煙を明文化しています。禁止命令に従わない場合は、50万円以下の罰金が科せられることがあるなど重い罰則があります。

完全禁煙の機内に灰皿が設置されているという不思議。調べてみると、火災をはじめとする事故を絶対に起こさないという徹底した安全意識がありました。とのこと。

 

搭乗する際に、ライターなどは一時預かりになるので、機内での喫煙は出来ないはず。電子タバコは、扱いが分かりませんが、恐らく預かりになるはず。よって、機内では喫煙は出来ないはず。それでも灰皿があることに、疑問を持ちます。一体誰が、いつどうやって吸うのだろうか?疑問である。

 

そんなわけでまた明日(*^^*)

 

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