ワンオペを強いたが「子育てやった」と主張…岸田首相に少子化対策が期待できない

こんばんは。2度目のコーセーです。

 

早速本題。

ワンオペを強いたが「子育てやった」と主張…岸田首相に少子化対策が期待できないについて考える

「3時間おきに授乳で睡眠は細切れ。おしめ交換、寝かしつけとやることがひっきりなしです。残業続きの夫は帰ってくるのが遅く、あまり頼ることができません。 そのうえで資格取得のために勉強しろと言われても……。そんなことを考える余裕もない自分は、母親か社会人としての能力が低いということなのでしょうか」

そう戸惑うのは、生後5カ月の子供のために育児休業を取得中の佐々木美緒さん(34・仮名)。

「異次元の少子化対策」を掲げる岸田文雄首相(65)の「育児休業中のリスキリング(学び直し)」発言が波紋を呼んでいる。

「1月27日の参議院本会議で、自民党議員が、育休中のリスキリングの支援を求めたのに対して、岸田首相は『育児中などさまざまな状況にあっても、主体的に学び直しに取り組む方々をしっかり後押ししていく』と答弁。この発言が野党だけでなく、子育て中の母親からも首相は出産や育児への理解が欠けているのではと疑問視する声が上がりました」(全国紙記者)

社会学者で國學院大學経済学部の水無田気流教授が語る。

「育児の負担が母親に偏っている現状では、未就学児を育てている多くの母親には時間がありません。キャリアアップへの意欲も能力も高く体力もあり、子供も健康で育児資源が潤沢な人にとっては、産休や育休中のリスキリングは可能かもしれませんが、そういう人は少数派でしょう。岸田首相の発言は特殊なごく一部の恵まれた人向けの目線を感じさせます」

学習支援より前に、まずは母親に子育ての負担が偏重している問題を解決するのが先だと言う。

「家庭訪問型子育て支援ホームスタート』事業の拡大、待機児童問題の解消、さらには家事代行サービスや託児利用の税制控除の導入などをまずすべきでしょう。そのうえで初めて、産休や育休中の人が学びの時間をとれるようになります」

子育てアドバイザーの高祖常子さんもこう指摘する。

「育休によって女性のキャリアが停滞してしまうのは、育児の役割が女性に偏重している日本の特徴。本来、育休取得がキャリア停滞につながらないように、職場環境を整えることが大切です。残業が当然という労働環境や男女の賃金格差が改善されなければ女性のキャリア停滞は続きます。リスキリング以上に働き方改革を進めることが重要です。社会の変化を見ずに、育休中は時間があるだろうから学び直せばいいという発想にはズレがあります」

湧き起こる批判に焦ったのか、1月30日の衆議院予算委員会で岸田首相は、「私自身が3人の子供の親。子育てが経済的、時間的、さらには精神的に大変だということは目の当たりにしたし経験もした」と、子育てに積極的な“イクメン”だったことを強調した。

ところが、岸田首相の妻である裕子さん(58)は、かつてフリーアナウンサー有働由美子(53)との対談で「子育ては、今でいう『ワンオペ育児』ですか」と問われて、《そうです。子どもが小さい頃は一人が夜中に熱を出したら他の子をどうするかとか、そういう時は結構大変でした》(『文藝春秋』’22年3月号)と語っている。

さらに、本誌の調べによると、自分自身で、子育てにほとんど参加していなかったことを認めてもいる。過去には「育児をやったとなんて言っては僭越です」と語っていた(表参照)。

十分な子育て経験がないにもかかわらず、“大変さがわかる”と豪語する岸田首相。どうやら育児や家事など、これまで女性が家庭内で押し付けられてきた仕事を軽視しているきらいがある。過去にも風呂洗いと皿洗いをやっていることをもって、家事を“ちゃんと分担”していると主張している。

水無田教授はこう指摘する。

「過去に、妻を横に立たせて食事をする写真をツイッターに公開して批判を浴びたこともありました。こうした日常を送っていること自体より、家事や育児を女性に押し付ける“昭和の価値観”を象徴するような写真を公表するとき、『今の時代にそぐわない』と思わなかったことのほうが問題です。そんな女性観の岸田首相が、どこまで女性の活躍を本気で考えているのか疑問が残ります」

“家事や育児は女性のもの”というこの女性観、端的に言うと「女性蔑視」は改善するのか……。2月2日の衆議院予算委員会で、同性婚や選択的夫婦別姓の法制化を求められて、「家族観や価値観、社会が変わってしまう課題だ」と言い放った岸田首相。

「多様性が尊重される社会を目指すと語ってきましたが、岸田首相は昭和的家族観を根強く持っています。リスキリングで変革すべき日本の課題には、まさに硬直化した価値観も含まれているのですが、残念ながらそれに気づく様子はみられません」(水無田教授)

岸田首相の“異次元の女性観”が改まるのは期待できなさそうだ。とのこと。

 

今岸田氏と同じ年ぐらいで子持ちの家庭は、専業主婦が主流だったので育児は基本女性だったのだろう。それを、さも自分が手を尽くした。ということに、疑問を覚える。こんな考えでは、少子化対策などまさに異次元の考え方。この人に任せるのでは、今後の日本が心配でならない。

 

そんなわけでまた後程。

 

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