子どもの声がうるさいから公園が廃止…それでいいの?揺れる長野市の現地で徹底取材〈声のチカラ〉

こんばんは。コーセーです。今日は5記事更新します。

 

今日の天気は、曇りのち晴れ。曇った天気の一日でしたが、かろうじて晴れ間もある天気でした。気温は13℃と平年並み。昨日から一気に冷え込みました。明日も晴れる予報

 

さて、本題。

子どもの声がうるさいから公園が廃止…それでいいの?揺れる長野市の現地で徹底取材〈声のチカラ〉について考える

「子どもの声がうるさいからって公園を廃止してしまって良いのでしょうか?」。本紙「声のチカラ」(コエチカ)取材班に長野市民から疑問の声が寄せられた。都会では子どもの声を嫌って保育園などの用地が確保できない事例があると聞く。いったい何があったのか。現地を訪ね、関係者に話を聞いた。

公園は長野県長野市青木島町大塚にある青木島遊園地。小学校の体育館一つ半ぐらいの広さで閑静な住宅街にある。記者が初めて訪れた11月中旬はツツジケヤキが見事に紅葉していたが、遊び回る子の姿はなかった。  ふとフェンスの張り紙を見ると「青木島遊園地は、令和5年3月31日をもって廃止いたします」とあった。市役所が作った張り紙だ。原状復旧工事のため今月ごろから閉鎖するとし「長い間ご利用いただき、ありがとうございました」と結んでいた。

管理する市公園緑地課を訪ねた。平沢智課長は「多数の子どもが訪れ、かなりの音が出ていたことが、廃止の一因であることは事実」と説明。隣には児童センターや保育園があり、子どもたちの格好の遊び場。それだけに平沢課長も「断腸の思い」とした。

 同課によると、青木島遊園地は2004年4月に地元から要望を受けて開設された。放課後には児童センターで過ごす大勢の子どもたちが遊びに来た。夕方の遅い時間帯には保護者たちのお迎えの車が相次いで出入りした。

 だが、まもなく一部の近隣住民から「うるさい」「子どもたちが走り回ってほこりが舞い、車が汚れる」などと苦情が出るようになったという。

そこで市は数年かけて対策を講じた。苦情を寄せた住民の家に子どもがなるべく近づかないよう、園内に最大8メートル幅の帯状にツツジを植えた。出入り口の位置も変更。児童センターでは、子どもを迎えにきた保護者にエンジンを止めるよう呼びかけた。だが、苦情は収まらなかった。

 遊園地廃止は昨年3月、苦情を寄せる住民が児童センターを直接訪れ、遊園地で子どもが静かに遊ぶ方法を考えるよう求めたことが直接の決め手になったという。

児童センターは「子どもが静かに遊ぶ方法などない。だが、これ以上、迷惑はかけられない」(小林俊行館長)とし、子どもたちに遊園地を使わせない方針を決めた。児童センターは定員100人に対し利用登録は144人。夏休みや冬休みは終日、施設内で過ごさなければならなくなる子どもも少なくなく、職員は「何とか外で遊ばせてあげたいのだが」と言う。  遊園地の草刈りなどは児童センターの職員や保護者が担っていたが、それもやめることにした。「遊園地を使えないのに維持管理だけを担えない」(小林館長)からだ。市は地元区長会などと協議し、新たな担い手を探したが見つからなかった。利用者もまばらになり、地元区長会は今年1月、「廃止もやむを得ない」と、市に伝えた。

子どもの声がうるさいと苦情を寄せた住民の家を訪ね、取材を申し込むと「これまで市役所に伝えてきた通りだ」と硬い表情で答えた。

 市公園緑地課の平沢課長は「開設から18年もの間、一部住民に負担を強いてきたことを重く受け止めた」。地元区長会の宮沢弘明会長も「廃止はやむを得ないと考える」と話す。

一方、「残念でならない」と嘆くのは長女(3)と長男(1)を連れて遊園地でよく遊んでいた会社員女性(32)。昨年3月、近くに自宅を新築。「遊園地の存在が決め手の一つだったのに」と明かす。

 遊園地の隣で暮らす宮崎宜義さん(85)も「子ども好きなので声は気にならない。子どもたちのためにも存続してほしい」。近くのパート女性(66)は「子どもの声が気になることもある」としつつ、県外で暮らす孫が来た際に利用することもあり「残してほしい気持ちは強い」と話した。とのこと。

 

少子化が進む一方で、現代の子供は外で遊ぶ機会が減っていると思う。ゲームや動画、SNSなどの進歩。それに比例する様に、家の中で過ごす時間が増えて来た。文句を言うのは自由だが、自分達が子供の頃は外で遊ばなかったのだろうか?遊ぶ時は、静かだっただろうか?思い返してみると、どうだろうか?日本はここまで、悲しい国になってしまったのだろうか?

 

そんなわけでまた後程。

 

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