コブクロの不倫イメージで、“大阪万博ソング内定”に疑問の声。そもそも万博に曲は必要?

こんばんは。2度目のコーセーです。

 

早速本題。

コブクロの不倫イメージで、“大阪万博ソング内定”に疑問の声。そもそも万博に曲は必要?について考える

2025年大阪・関西万博のテーマソングを、黒田俊介小渕健太郎の2人組ユニット「コブクロ」に依頼することで最終調整に入っていると、11月27日に各メディアで報じられました。
 万博そのものの認知度と盛り上がりに欠ける中、「桜」や「蕾」など数々のヒット曲を持ち、関西にゆかりの深い2人に白羽の矢が立ったのです。

ところが、この一報にネット上では非難轟々。2人の過去の女性スキャンダルに、多くが拒否反応を示しているのです。“他にも大阪と縁のある人はいるのに”とか“万博楽しみだったのに一気に冷める”なんてコメントまで出る始末。身から出た錆とはいえ、きびしい…。
 というわけで、問題の女性スキャンダルをおさらいしておきましょう。

 はじめにスクープされたのは、小渕。『週刊新潮』(2016年10月27日号)で、タレントとホステスの2人が関係を告白しています。2004年に出会ったタレントには既婚者であることを隠して交際。2009年のツアー中に飲食店に来店した際に出会ったホステスとは、一度肉体関係を持っただけで音信不通になったのだそう。

 さらに、黒田のスキャンダルが追い打ちをかけます。『週刊文春』(2021年5月20日号)によると、黒田は30代独身女性と2019年から不倫交際。1日400回もLINEをやり取りするほどのアツアツぶりだったのですが、翌年関係が悪化すると、女性は精神的に不安定に。LINEのやり取りを黒田の自宅ポストに投函するなどしたため、2021年3月には黒田が警察にストーカー被害の相談を持ちかけていたそう。そしてその事実を知った女性が、4月に抗うつ剤睡眠薬を服用し、自殺未遂を図っていたと報じられました。

男女の関係は当事者以外にはわかりにくい事情があるはずですから、軽々にコブクロだけを非難するわけにはいきません。ただ、美しい歌詞の純愛ソングが売りの2人にとって、痛恨のスキャンダルだったことも事実です。<共に歩き 共に探し 共に笑い 共に誓い>(「永遠にともに」詞・小渕健太郎)などの誠実な歌詞からかけ離れたやんちゃっぷりに、“曲を信用できなくなった”という意見が出てしまうのも、理解はできるところです。

 こうしたスキャンダルのゲス具合が、万博という国際イベントにふさわしくないのではないか、というのが大方の感想なのでしょう。
 でも、ちょっと考えてみてください。万博のテーマソングなんて、一体誰が覚えているんでしょう? っていうか、そもそも知ってます?

そこで世界各国テーマソングを調べると、見事なまでに聞いたことのない曲ばかりなのです。博覧会国際事務局のサイトには、<ロゴやマスコット同様、公式ソングは万博のコンセプトやパブリックイメージを担う重要な一要素であり、サウンドの面からイベントを特徴づけ、曲とともに長きに渡ってそこでの体験が呼び起こされるのです。>(筆者訳)と記されています。本当でしょうか?

 まず、2005年愛知万博のテーマソング「I’ll Be Your Love」。歌うは、DAHLIA。誰や? X JAPANYOSHIKIプロデュースということで話題を呼んだはずなのですが、全く記憶にございません。日本国内ですら空気だったのですから、全世界でこの曲の存在を認識している人は皆無に近いのではないでしょうか。

そして2010年の上海万博のテーマソング「城市/City」を歌ったのが、あのジャッキー・チェン。11年前に香港のスーパースターが中国の国際的イベントに一役買っていた事実は興味深くとも、音楽的にはインパクトゼロでした。

 1970年大阪万博の「世界の国からこんにちは」(三波春夫)だって、社会現象になったのはあくまでも高度経済成長期の日本国内での話にとどまります。
 さらに2020年のドバイ(「This Is Our Time」)、2015年のミラノ(「La forza del sorriso」)も、ほとんどの日本人は知らないでしょうし、開催国以外の人にどれだけ広がりを見せたかと言われると…。

こうして万博テーマソングの歴史を振り返ると、別にコブクロでもいいじゃないか、と思うのです。だって、そもそもテーマソングを誰も知らないし、マジメに聞きゃしないんだから。曲を聞かれないってことは、歌う人たちにも関心を持たれないということですから、つまりは女性スキャンダルだってノープロブレム。

 いつの時代のどの万博でも、最優先されるのは地域の事情であって、それ以上でもそれ以下でもない。関係者みんなが幸せになれる人材を探したとき、今回の大阪万博が、たまたまコブクロだったってだけの話なのではないでしょうか。

でも、2025大阪万博が歴史に爪あとを残したいのであれば、もう一度小渕健太郎に「君が代」を歌わせるべきだと、強く訴えたいと思います(※)。

※2019年9月、MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)で小渕が歌った「君が代」は、その異様な高音に笑撃が走った。とのこと。

 

コブクロは不倫報道から、一気にイメージダウンしました。個人的に応援していた時期もあっただけに、残念で仕方ないです。万博のイメージには合わないので、辞退していただきたいと思います。万博の曲は覚えていなくても、イメージは大切です。これを機にまた、表舞台に出て来ると思うと嫌悪感を抱きます。もう応援はしないので、解散して欲しいと思います。

 

そんなわけでまた後程。

 

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