こんばんは。コーセーです。今日は3記事更新します。
今日の天気は雨のち曇り。朝方少し雨が降りましたが、早々に止んで今は曇りの天気。気温は19℃まで上がりました。明日は曇りで、20℃を予報。雨への備えがあると安心。
さて、本題。
勢力拡大“トクリュウ”関与? 「兄貴分が指示」出頭25歳男を逮捕 栃木・焼損2遺体について考える
栃木県那須町で男女2人の焼けた遺体が見つかった事件で、21日に25歳の男が逮捕されました。男は「名前は言えないが、兄貴分に指示された」などと供述しているということです。
捜査員が取り囲む黒い車。
他の写真にはレッカー車を使って、この車を移動させる様子も映っていました。これらは21日、死体損壊容疑で逮捕された平山綾拳容疑者(25)の自宅の駐車場で撮影されたものです。
近隣住民
「きのう、警察がレッカーしていきました。その日の午前10時くらいから警察が来て、午後4時くらいまで色々やってました」
16日、栃木県那須町の河川敷で宝島龍太郎さん(55)とその妻とみられる40代~60代の女性の焼けた遺体が発見された事件。翌日の午前6時半ごろ、平山容疑者は五反田駅前の交番に出頭したということです。
平山容疑者
「事件に関係しているかもしれない」
「宝島さんと飲食店を巡ってトラブルがあった」
その事情聴取を受けていた平山容疑者。捜査関係者への取材で、新たな供述が分かりました。
平山容疑者
「指示したのは兄貴分だけど、名前は言えない」
「携行缶などの準備をした」
静かな住宅街にあるアパートの2階に平山容疑者が住んでいたとみられます。
近くに住む人は、平山容疑者の印象についてこう話します。
近隣住民
「平山容疑者が住み始めたのは、半年くらい前。(その時)あいさつ行ったけど、出ては来ない感じだった」
「(Q.見かけたことは?)ごあいさつは何度かしています」
「入れ墨入れてて、タンクトップで、パタパタと歩いていました。やんちゃな感じだなと思っていました」
近隣住民
「一見そこら辺にいる不良な感じの青年」
「(Q.付き合い自体は?)全くないです」
「(Q.誰も(付き合いがあった人は)いない?)多分、近隣の皆さんいないと思う」
「(Q.生活感は?)全くない。家というより事務所みたいに使っている感じ」
平山容疑者は、これまでの取り調べに対して「殺害には関与していない」「出頭するかどうか事前に複数人で相談した」などと、単独の犯行ではない趣旨の供述をしています。
ただし、“兄貴分”は知っていても、さらにその上にいる指示役、実行役など、詳しい役割は知らない可能性があります。
元埼玉県警捜査1課の佐々木成三氏はこうした供述について、「死体遺棄・死体損壊というのは、実行犯に主体性がないというのが当初からあった。指示に従ってやったような雑な犯行形態だということ」と指摘します。
この点から専門家が指摘するのは、“ある集団”の存在です。
佐々木氏
「“トクリュウ型”グループということで匿名で人が集まり、離散を繰り返す。つまり常に同一グループで犯罪をしているわけではない」
「匿名・流動型犯罪グループ」、通称“トクリュウ”。SNSなどの呼びかけで集まっては、解散を繰り返しながら犯罪に及ぶ集団のことです。
警察庁のトップも、その“トクリュウ”を「治安上の大きな脅威」と位置付け、全国規模で捜査体制の強化を図っていくと表明していました。
警察庁 露木康浩長官
「匿名・流動型犯罪グループについてでありますけども、これは非常に匿名性が高い、組織の構成員すらはっきりしない。実態解明を図り、あらゆる法令を駆使して取り締まりを徹底していく必要がある」
“トクリュウ”は、暴力団などに所属せず、常習的に特殊詐欺、窃盗、強盗などを行うことが特徴だといいます。
佐々木氏
「出頭したのは(平山容疑者)1人だけですので、このグループの統率性は希薄。これが“トクリュウ型”の特徴でもあると思う。こういった離散を繰り返すチームというのは、実情を把握するのはかなり難しいというのが、捜査の難しいところだと思います」とのこと。
所詮は、トカゲのしっぽ切。末端の構成員を出頭させて、自分達はのうのうと暮らしている。ここまで犯罪が巧妙化すると、警察も指示役にはたどり着けないのではないだろうか?全容解明は、困難を極めると思われる。
そんなわけでまた後程。