新型の犯罪集団トクリュウ 人違いの傷害事件、統制のない恐ろしさ

こんにちは。3度目のコーセーです。

 

早速本題。

新型の犯罪集団トクリュウ 人違いの傷害事件、統制のない恐ろしさについて考える

暴力団のような統制がなく、勢いに任せて犯行に及ぶ恐ろしさがある」。捜査関係者が眉をひそめる「匿名・流動型犯罪グループ(通称・トクリュウ)」への対策が課題となっている。離合集散を繰り返しながら多様な犯罪に関わるグループ。兵庫県内では「人違い」で事件を起こすケースも発生した。 

短髪に黒いスエット姿。かっぷくの良い男性の耳の後ろには、青黒いタトゥーが入っていた。

 2023年10月上旬、神戸地裁姫路支部。県警が「トクリュウ」として警戒するグループのリーダーが出廷した。地方公務員の男性への傷害罪に問われていた。

 男性は検察官や裁判官からの質問に黙秘を繰り返し、時折いらだったように「もう示談している」と口にした。弁護側は起訴内容については争わないとした。

 冒頭陳述などによると、男性は大麻の密売人に暴行を加えようと、客を装ってコンビニの駐車場に呼び出した。目印にしていた密売人の車種と同じ車から降りてきた地方公務員の男性を密売人と見誤り、仲間と囲んで「ものを出せ」などと迫り、首を絞めるなどの暴行を加えた。

 男性は弁護士からの質問には応じた。事件を起こした理由について、知人が密売人に金をだまし取られたためだとした。

 傍聴席にはグループの仲間とみられる若い男性が集まっていた。緊張感はなく、法廷内で使用が禁止されているスマートフォンを手に笑顔を見せる。

 地裁敷地内の駐車場には、歩行が困難な人のために設けられた「兵庫ゆずりあい駐車場」がある。そこには彼らの大型高級車が止まっていた。車いすのマークが描かれた赤いコーンは倒れていた。

 「大した罪にはならんやろ」。閉廷後、そんな言葉と笑い声が響いた。 

 捜査関係者によると、このグループはリーダーの男性が数年前に発足させた。「悪いことをするのが宿命」と意味する団体名。通信アプリ「テレグラム」などで連絡を取り合い、徐々に人員を増やしていったとみられる。

 12月下旬、地裁支部は男性に懲役2年、保護観察付き執行猶予4年(求刑・懲役2年)の判決を言い渡した。

 「集団で被害者を取り囲み、一方的かつ執拗(しつよう)に行われ、被害者は首を絞められて一時的に意識を失うなど態様も悪質だ」と指摘。一方で男性が罪を認めていることや被害者と示談し解決金200万円を支払っていることを理由に執行猶予を与え、保護観察を付けた。

 見届けた捜査関係者によると、男性はこれまでも傷害容疑などで繰り返し逮捕されていたが、示談などを理由に不起訴となっていた。

「トクリュウ暴力団と違い、条例などで活動を抑制することが難しく、つながりも緩いため実態把握がしにくい」という。ただし暴力団との資金的な関係や薬物売買などへの関与が疑われる。「中心メンバーを逃さず、地道に挙げていくしかない」 

 警察庁は23年7月、SNS(ネット交流サービス)などを通じた緩やかな結びつきで離合集散を繰り返す集団をトクリュウと新たに位置付け、部門を超えた人員配置や専従班の設置などを都道府県警に通達した。

 県警は4月から捜査員を横断的に集め新しい部署を設置する。暴力団との関係も視野に、特殊詐欺や強盗、違法風俗営業など多岐にわたる犯罪の取り締まりを強化する方針だ。とのこと。

 

こういうグループは、早めに潰しておかないと後々大変なことになる。重大な犯罪になる前に、検挙することが急務だ。これを野放しにしておくと、同じような組織が次々と出て来る。

 

そんなわけでまた明日( 一一)

 

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