こんにちは。コーセーです。今日は3記事更新します。
今日の天気は雨。予報よりも早く降り始めた雨は、勢いを弱めながら明日も降る予報。気温は19℃を予報。明日も雨ですが、晴れる時間もあるそうです。気温は22℃を予報。
さて、本題。
沖縄署襲撃事件はなぜ起きたか 「SNSの〝誤解〟拡散」で400人が集結、一部暴徒化 深層リポートについて考える
沖縄県警沖縄署で令和4年1月、大勢の若者が押し寄せて一部が暴徒化した事件で、県が破壊行為に関わった少年らとその保護者ら38人に対し、警察車両の修理費用など計400万円超の損害賠償を求める訴えを起こす方針を固めた。そもそも治安が保たれた日本でなぜ、警察署が襲撃される事態に至ったのか。
「高校生が警察に警棒で殴られた」。SNS(交流サイト)で相次いだ投稿に端を発し、4年1月27日深夜から28日未明に沖縄署に若者ら約400人が集まった。怒号と石が飛び交い、庁舎や車の窓ガラスなどが破壊される異常事態。現場の動画を配信して集結や襲撃を呼びかける者もおり、暴力団組員の男が暴力行為等処罰法違反(集団的器物損壊)容疑で逮捕されたほか共謀した少年らも書類送検された。
きっかけは同27日午前1時すぎ、沖縄市内の住宅街で男性巡査(当時)が行った職務質問だった。車1台がやっと通れるほどの狭い路地。暴走族を警戒していた巡査が、向かってくるバイクに向かって警棒を差し出し、このとき巡査の警棒と男子高校生(当時)の右目付近が接触した。高校生は右目の眼球を破裂する大けがを負った。
SNSには「高校生が暴走行為をしていた」との書き込みも相次いだが、これは事実に基づかない誹謗(ひぼう)中傷だった。高校生は暴走行為を見物していただけだったからだ。
「高校生が警察に警棒で殴られた」とのSNSの記述はどうか。高校生は巡査に停止を求められた認識はなく、暗い道で突然、目の前に現れた巡査からいきなり棒のようなもので殴られたと主張した。
ただ、裁判では「殴られた」との高校生側の主張は採用されなかった。県警は巡査を特別公務員暴行陵虐致傷容疑で書類送検したが、那覇地検は法定刑の軽い業務上過失傷害罪で在宅起訴。捜査関係者によると、客観証拠が乏しく、故意の立証は困難だったという。那覇地裁は昨年12月、巡査に罰金100万円の判決を言い渡し、確定した。
もっとも、巡査の行為は適切な職務執行とも言えなかった。現場は街灯の少ない狭い路地。にもかかわらず、巡査は夜光チョッキを着用するなどの接触を避けるべき注意義務を怠っていた。高校生と接触後、すぐ上司に報告しなかったことも判明している。
危機管理に詳しい日本大の福田充教授は沖縄署襲撃事件について、「正確ではない情報がSNSで拡散され、『公権力の不当な行使だ』といった正義感から、感情的な行動につながった可能性がある」と指摘する。
個人が自由に情報を発信できる時代だけに、事実に基づかない誤った情報もSNSで一気に拡散してしまう危険性をはらんでいる。
地元の繁華街では昭和45年、群衆が米兵らの車を焼き打ちにした「コザ暴動」が起きている。米軍への日頃の不満が爆発し自然発生的に起きたとされる。
だが、今回の沖縄署襲撃事件はSNSの情報拡散が原因だったとみられている。福田教授は「SNSで情報が拡散される社会。警察もそのことにもっと敏感になり、市民に向けて丁寧に説明する必要がある」との見解を示した。
SNSが普及した現代社会では、誰もがSNSの誤った情報に振り回される被害者にもなり、と同時に拡散する加害者にもなり得る。誤った情報の拡散を防ぐためにも、客観的な取材に基づいて真偽を検証し、正しい情報を発信することがメディアに求められている。誰もが自由に発信できるようになった時代だからこそ、メディアの果たすべき役割は大きいと痛感した。とのこと。
SNSの普及により、情報が錯綜する近代。何が真実で、何が虚偽なのか?真贋が不明になっている。デマが拡散したら、大変なことになる。今回の件は、警察にも落ち度があるのかも知れないが、そもそも深夜に外出している少年にも非はあると思う。
そんなわけでまた後程。