こんばんは。3度目のコーセーです。
早速本題。
ガソリン200円台突入か…岸田政権は無策でいいのか 「補助金拡充が筋では」「トリガー条項の発動議論」など識者指摘について考える
ガソリン価格の高騰に歯止めがきかない。先週にはレギュラーガソリンが1リットル当たり180円台に突入し、15年ぶりの高値を更新した。原油相場の上昇に加え、政府が物価高対策の補助金を段階的に縮小していることも響いているという。物流業界には深刻なダメージとなり、お盆の帰省や旅行で車を使用した国民からは不満・怨嗟(えんさ)の声が噴出している。今後、200円台突入を予想する識者もいる。岸田文雄政権は、国民生活の苦境をいつまで放置するのか。
「お盆休みに合わせたかのようにガソリン価格値上げ」「帰省さえ大変な時代になるとは」「特に車社会の地方はダメージ大です」「ガソリン価格が高騰したら、また物価上昇するぞ」 SNS上では最近、ガソリン価格高騰に関する発信が数多くみられる。 経産省が9日発表した7日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は180円30銭だった。12週連続の値上がりで、2008年8月以来、約15年ぶりの高値だった。都道府県別では、最高は長野県の189円90銭で、山形県の186円70銭が続いた。 岸田政権は昨年1月から、ガソリンや灯油などの家計負担を軽減する「激変緩和対策」を実施している。石油元売り各社に補助金を支給し、元売り会社が補助を反映した価格で、ガソリンを流通させ、ガソリンスタンドなどでの消費者への小売価格を抑えるものだ。 経産省は補助金によって、「6円ちょうどの抑制効果があった」(7日時点のレギュラーガソリン価格)としている。ところが、補助は6月以降、段階的に縮小しており、9月末で終了する予定だ。 ガソリン価格の高騰は、幅広い経済活動を直撃する。 全日本トラック協会の資料によると、軽油価格が1円上がると業界全体で約150億円の負担増となるという。物流業界には、トラックドライバーの時間外労働に罰則が適用される「2024年問題」もある。燃料価格の高騰を輸送料金に転嫁するのは簡単ではなさそうだ。 第一生命経済研究所の永濱利廣首席エコノミストは「地方では、車がないと生活できず、燃料価格高騰は可処分所得の減少に直結する。輸送コストが上昇すれば、長期的には食品などモノの価格自体に影響を及ぼす。年末に向けて、ガソリン価格が190円台になることも否定はできない。政府は大幅な税収増なので、国民に還元すべきだ。補助金の縮小ではなく、拡充するのが筋ではないか」と指摘する。 ガソリンは「税金の塊」と言われる。ガソリン自体の価格に、「ガソリン税(本則税率)」と「ガソリン税(暫定税率)」「石油税」が上乗せされ、さらに「消費税」を課す「二重課税」も問題視されている。 このため、野党からは、ガソリン税の一部を軽減する「トリガー条項」(=レギュラーガソリンの平均価格が1リットル当たり160円を3カ月連続で超えた場合に課税を停止するもの)の凍結解除を求める声が出ている。 国民民主党の玉木雄一郎代表は13日、X(旧ツイッター)で、「岸田内閣はガソリン値下げを速やかに実行せよ。ガソリンは税金の塊。税収の上振れ分を使えばガソリン減税は可能だ。二重課税も問題だ。6月20日に国民民主党が①現行補助の半年延長 ②トリガー条項発動 ③暫定税率や二重課税の廃止を政府に提言してもう2ヶ月。そろそろ動け、遅い!」と投稿した。 日本維新の会の音喜多駿政調会長は9日、「家計を直撃し、景気回復に水を差す一方、国の税収は過去最高が見込まれている。ガソリンの暫定税率・二重課税を思い切って廃止し、大幅な直接減税による対応を決断するべきです」などと投稿した。 家計を取り巻く環境は日々厳しさを増している。厚労省が8日発表した6月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、物価変動を加味した実質賃金は前年同月比1・6%減で、15カ月連続のマイナスとなった。 岸田首相は夏休み中だが、国民の声に「聞く力」を発揮しないのか。 経済ジャーナリストの荻原博子氏は「石油元売り各社への補助金が終了すれば、今後、小売価格が『1リットル=200円台』にもなりかねない。庶民の賃金が上がらないなか、消費意欲も伸びないだろう。ぜひ、小売価格に直接影響する『トリガー条項』の発動を議論をすべきだ。ガソリンの二重課税もいびつで、是正されなければならない。消費税が低い税率の時代は意識されなかったが、10%になると露骨に価格に現れている。岸田政権は、財務省や財界だけでなく、国民生活に目を向けるべきだ」と強調した。とのこと。
ガソリン税への補助を縮小して行ったら、困るのは我々国民だ。車が必須の地方では、命取りになりかねない。過去最高値を記録している税収、それでもまだ足りないのか?二重課税のガソリン税には、違和感しかない。
そんなわけでまた後程。