《僕と契約して、魔法少女になってよ!》新作発表の「魔法少女まどか☆マギカ」が放送10年たっても熱狂を生む理由

こんばんは。3度目のコーセーです。今日はこれが最後の更新です。

 

早速本題。

《僕と契約して、魔法少女になってよ!》新作発表の「魔法少女まどか☆マギカ」が放送10年たっても熱狂を生む理由について考える

2011年に放送されて多くのアニメファンを熱狂させた「魔法少女まどか☆マギカ」の新作が発表され、ツイッターのトレンドでも1位になるなど話題になりました。しかし、知らない方は、この熱狂ぶりに今一つピンとこないかもしれません。同作はどうして、10年たったいまもここまでの盛り上がりを生むのでしょうか。

ポイントは、ほのぼのしたシーンから始まるように見せて、実はハードなダークファンタジーが展開されるという強烈なギャップがあること。他の「魔法少女」ものと同様、「まどか☆マギカ」の魔法少女たちも強大な力を持つのですが、大きな代償が存在し、かつ少女の「無垢な願い」と「負の感情」が交錯していきます。  また可愛い「キュゥべえ」も、ほむらが追いかけまわすに相応の理由があり、ほむらがまどかに向けた厳しい視線の意味も分かるなど、物語が進むにつれて序盤の伏線も回収されていきます。  さらに、まどかとほむらの関係は表裏一体のダブル主人公的な仕掛けになっており、当時のファンの間で「どちらが真の主人公?」という激論もかわされました。12話の物語ですが、1話ごとの密度が“特濃”だったのです。

実は同作、当時から放送前の情報が薄い作品でもありました。女子高生の日常を描いた「ひだまりスケッチ」の作者・蒼樹うめさんがキャラクター原案、ダークな作品を得意とするゲーム会社「ニトロプラス」の虚淵玄(うろぶち・げん)さんがシリーズ構成と全話の脚本を担当することから、どんな作品になるのだろう……的な期待感はありましたが、何せ本当に情報が少ない。  私自身、あまりにも放送前の情報が少ないので、アニプレックスの担当者に「情報が少ないけれど、出せないの?」と問い合わせたこともありました。「すみません。それだけしか出せないのです」という答えで、困ったことを覚えています。  心の中では「虚淵さんの作風を考えるとキャラクターが次々死んだりするのかな?」という気持ちはよぎったのですが、アニメの公式サイトに虚淵さんが「皆様が暖かく幸せな気持ちで一杯になってもらえるよう、精一杯頑張ります!」とコメントをしていたこともありますし、「それならキャラクターデザインに蒼樹さんは起用しないだろう。ミスマッチになるし」と思い込んでいました。結果的に、ものの見事にだまされた一人となってしまったのです。  もちろん事前情報を絞ったのは意図したこと。あえて情報を絞ってストーリー展開に注目を集めようという一種の賭けだったのです。アニメは第1話を見てもらうために事前の期待感をあおるのが一般的ですから、そうした手法も含めて斬新でした。  同作が名作とされるのは、作品の出来もそうですが、従来のアニメの仕組みにとらわれず、視聴者の“常識”を良い意味で裏切ったことにあるでしょう。

放送は2011年の1月から。3月11日の東日本大震災で放送が延期になりましたが、4月の最終回放送当日には、読売新聞の朝刊に「完結編本日放送」と全面広告が『掲出され、それ自体が話題になりました。  テレビアニメ人気を受けて、2013年に続編となるアニメ映画「[新編] 叛逆の物語」が公開されます。死んだはずの魔法少女が登場、ラストも衝撃的で、興行収入も当時の深夜アニメ発の作品としては突出した約20億円に到達しました。  新作「ワルプルギスの廻天」ですが、そんな「叛逆の物語」の続編。キャッチフレーズは「さあ、物語をつづけましょう。」なのですが、あのエンディングから、どうやって話を紡ぐのか……それだけでも気になります。同時に公開されたビジュアルも、まどかの微笑む表情に亀裂が入っており、意味深な黒い手が描かれています。  分かりやすいハッピーエンドを期待する気持ちもある反面、そうなると「まどか☆マギカ」らしさがなくならないか心配でもあります。「シン・エヴァンゲリオン劇場版」を見る前と同じような、不思議な心境になるこのごろです。  なおテレビアニメ版は、バンダイチャンネルなどで、無料視聴できますので、興味のある人はぜひ見てはいかがでしょうか。3話まで見ると、後は一気に虜になるかもしれませんが……。とのこと。

 

まどマギの魅力はなんと言っても、シリアスな物語にあると思います。勿論キャラクターの魅力はあると思いますが、そのストーリーは魔法少女ものとしては異色。ただの可愛らしい少女をイメージしていると、とんでもないギャップを喰らうことになると思います。それぐらい異色を放った作品です。スピンオフ作品も、昨年放送されました。この作品の人気は、未だに衰えることのない異色の作品と言っても、過言ではないでしょう。一度観てみると、その作品の魅力に気付けるはず。

 

そんなわけでまた明日(。◕ˇдˇ​◕。)/

 

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