10万円給付も標的 ホームレスを食い物にする悪徳“囲い屋”の正体

こんばんは。2度目のコーセーです。

 

早速本題。

10万円給付も標的 ホームレスを食い物にする悪徳“囲い屋”の正体について考える

“ステイホーム”できないホームレスたち。彼らは新型コロナウイルスの影響を如実に受けているが、国が支給する一律10万円の特別給付金を受け取ることができるのだろうか。それぞれの肉声を聞いた。

まず、給付金を受け取るには通常2通りのやり方がある。一つはマイナンバーカードを持っている場合で、専用サイトからオンラインで申し込むものだ。しかし、ホームレスの多くは、マイナンバーカードを持っていない。また、マイナンバーカードを持っていたところで、多くは携帯電話すら持っておらずネット環境がない。オンライン申請方式を取る路上生活者は、ほぼいないことが想定できる。
 そのため、10万円給付金を受け取るには、もう1つの郵送申請方式に頼ることになる。自治体から届く申請書に記入して返送する方法だ。
「俺の場合はな。品川区にいる知人の家に居候していることになっているの。だから、その人に手続きしてもらって、ここにお金持って来てもらうんだ」
 そう明かすのは、都内の河川敷で暮らす70代ホームレスだ。彼のように路上生活をしていても、住所を知人の家に置いている人もいる。同じように、親族が住む実家に住民票を置きっ放しにしていると答えた人も複数人いた。
「ホームレスというと天涯孤独のイメージがあるかもしれません。しかし、2016年の国の調査で、親や兄弟等の家族がいると答えたホームレスは73%で、いると答えた人のうち1年以内に家族と連絡を取ったことがある人は21.5%いました。このようなホームレスは、親族に代わりに申請してもらい、10万円の給付金を現在の住処に持って来てもらうこともあるでしょう」

一方、現在、あてにできる住所を持たないホームレスはどうなのか?

「俺の住所? 西成に置いたままだから。通知来ても受け取れねぇよ。だから10万円は諦めているな」

 そう話すのは、主に台東区内を寝床にしている60代のホームレスだ。彼のようなケースがおそらく大多数だろう。賃貸住宅や日雇いをやっていた際に泊まっていたドヤ街に住所を残したままホームレスになった人たちだ。このような場合は、自治体が住所登録を抹消していることも多い。この60代のホームレスは、日本一有名なドヤ街・大阪市西成区に住所を残したまま、仕事で東京に来てホームレスになり10年以上経つという。

「住所をこっちに持ってくるにしても、先にアパート確保しなきゃならないから。俺らに貸してくれる人なんていないわけだし、そもそもそんなお金ないよ。しかも今から住所の変更届け出したところで、役人はすぐに対応してくれないだろ? コロナで役所に人が殺到しているんだから。諦めているよ。福祉(※生活保護のこと)もらうようになった(元ホームレスの)友人に代わりに受け取ってもらえれば助かるけど、そうはいかねぇだろ?」

 彼と同様、住民票を今住んでいる地域以外に置いているホームレスは、「給付金は諦めている」と声を揃える。

 では、自治体は本当に対応してくれないのか? 東京23区の城東エリアの某区の担当者に聞いてみた。

自治体によって対応はまちまちですが、住民登録が残っていれはその自治体に対して申請いただけます。その窓口に免許証や路上生活する前に発行されていた健康保険証等、お名前が確認できるものを複数持ってきてもらったうえで相談してください。担当者が聞き取りをさせていただくことになるでしょう。もし、身分証がなく、住民票を置いている地域じゃない箇所で現在寝泊まりしていたとしても、今いる自治体がホームレスの方の手続きに慣れているところであれば、相談に乗ってくれるかもしれません」

 ちなみに、この担当者によれば、給付が遅れる可能性もあるが、役所窓口での特別給付金の手渡し対応もしているとのこと。また、生活保護受給者のところに一時的に住所を置かしてもらい、特別給付金を受け取ることについては、「それをしたら生活保護受給者に問い合わせがあり、場合によっては不正とみなされ生活保護を打ち切られるかもしれません。私どもの立場で勧めることはできませんが、住所を借りる場合は生活保護受給者ではない、親族宅や信頼できる友人宅にしてください」とのことだった。

なお、こういった人以外に、すでに受け取る手続きをしているというホームレスもいた。
「俺らみたいな路上生活者に声かけて、『今のまま路上で暮らしていいけど、住所があると何かと便利だよ』と声をかけてくるNPOの人がいるんだ。住所があれば、図書館のカードを作れるし、銀行口座も作れる。『それじゃあ』と頼んだら、生活保護を申請することになったよ。今もそいつの管理する宿泊所に生活保護もらって住んでいることになっている。生活保護費は宿代や飯代と称して根こそぎ取られるけど、毎月2万円の小遣いを俺のところに持ってきてくれるからな。タダよりはトクだろ? たまに焼肉も奢ってくれるしな。今回の給付金10万円も既に申請してくれるらしくて、俺にも2~3万円はくれるというね」(都内河川敷在住の70代ホームレス)
  本人に代わって生活保護を申請し、保護費の多くを搾取する人・業者は「囲い屋」と呼ばれる。特定非営利活動法人NPO法人)の場合が多いが、個人の場合もある。狭い部屋を薄いベニヤ板でさらに細かく仕切って、2~3畳ほどのスペースにホームレスを押し込み、生活保護費をかすめ取るのだ。しかし、今回聞いた件は、そもそも入居の実態すらないということだった。ちなみに、銀行通帳や銀行カードは勝手に作られたうえに、無断で取り上げられてしまうため、ホームレスたちは自ら自分のお金を引き出すことができない。もちろん、こういった対応は違法行為だ。
 「ホームレスを食い物にする人は残念なことにとても多いのです。今回の10万円給付金の一部もそういった悪徳業者に流れるでしょう」

コロナ禍やその自粛要請で困っているのは路上生活者も一緒。ホームレスへの対策と「囲い屋」への対策の両輪が求められているのだろう。とのこと。

 

NPOという名の詐欺が横行しているように思えます。NPOは本来無償で対応してくれるものだと思われますが、このNPOはホームレスを食い物にして自分達が得をするように動いているように思えます。信用・信頼を楯にしてやってることは、割と無茶苦茶なような気がします。

 

そんなわけでまた後程。

 

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