企業からの「お祈りメール」がアリなら、学生の内定辞退もメールだけでOK?

おはようございます。コーセーです。

 

今日も良い天気で快晴の青空が気持ち良いですね。気温は相変わらず1月並に寒いですが、寒さに負けず今日も1日頑張りましょう。

 

さて、本題。

企業からの「お祈りメール」がアリなら、学生の内定辞退もメールだけでOK?について考える。

内定辞退率が6割超というニュースが流れると、Twitterではその辞退の方法が話題になりました。ユーザーたちの間では、「内定辞退の時には直接会社へ行ってお断りするのがマナーという話があるが、企業が学生を落とす時はお祈りメール1本で済ますのだから、学生もメールでOKだろう」という声が上がりました。

果たして、本当に内定辞退をメール1本で済まそうとすることに問題はないのでしょうか。

通常、採用内定通知が学生に届いた時点で、(正社員の場合であれば)期間の定めのない労働契約が成立したものと判断されることになります。ただ、企業には、学生が大学を卒業できなかったなどの事情が生じた場合に、内定を取り消す権利が留保されますしかし、企業による内定取消が認められる場合は限られており、前述の場合のほか、重大な経歴詐称が判明した場合など、合理的な理由が認められる場合に限定されます

企業による内定取消と異なり、学生からの内定辞退は基本的に自由であり、いつでも内定辞退の申入れを行うことができます(民法627条1項)。内定辞退の方法についても、法律上は特に限定されていません。

ただ、内定辞退の申入れが著しく信義則上の義務に違反する態様で行われた場合には、内定者に損害賠償責任が生じるとする裁判例もあります

内定辞退をメール1本で済ませても、直ちに信義に反するとはいえないと思います。ただ、法律上の責任の有無と、マナーとして何が望ましいかは別です。後者の点からは、内定辞退の意思が固まった時点で速やかに、また、状況に応じてできる限り丁寧に内定辞退の報告を行うことが望ましいといえます。もっとも企業側の対応に問題があるような場合は別ですがとのこと。

結論から言うと、メールで済ましてしまってもOKということになりますが、倫理、マナーの面からいうと望ましくない。ということ。やはり企業に直接出向いて断りを入れなければならないという面倒このうえないことをしなければならないようです。嫌ですねぇ…

とまぁそんなわけでまた明日(●^o^●)

 

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